目指すもの

1938年に開山した真如苑はどのような目的でその活動が行われているのでしょうか?
探ってみることにしましょう。

◆名前に込められた意味

まずは、真如苑という名前に込められた意味から調べてみましょう。
真如という言葉は仏教で用いられる言葉ですが、色々な意味が含まれている言葉のようです。
ありのままの姿を意味したり、全ての物の本体として永遠に変わらない真理を意味したりと、実に深遠な言葉のようです。
このようにさまざまな意味を表す「真如」ですが、この教団では仏によって説かれた教えを学ぶことを通して、日々の生活の中に幸せを見つけることが出来るようにという想いや願いが込められているそうです。
また、苑には園と違って垣根が無いという意味が込められていて、さまざまな人を教えの対象としていることも意味しているようです。

◆日々の生活の中で目指しているもの

それでは、真如苑では何を目指して日々の活動を行っているのでしょうか?
仏教には出家をし、僧侶となって修行を行なう方法と、出家をせずに在家信者として生活して行くという2つの方法があるようです。
出家をすれば修行に専念することが期待出来るかもしれませんが、出家をせずとも毎日の生活の中で仏の教えに基づいた言動を行うことで、実践的に修行することを目指しているようです。
毎日の生活の中で自らの心に向き合い、本来の自分を知り、自分を鍛錬して行くための気づきを日々重ねて実践して行くことで、より良い日々を送って悟りに至ることを目指しているもののようです。
こうした気づきは日常の何気ない会話の中やシーンの中に、さまざまなヒントが隠されていると考えられているようです。つまり、毎日の生活を修行や自分磨きの場として捉えられていると言ってもよいかもしれません。

◆指針となるもの

次に、日々の生活を送る際の指針となるものについて確認しておきましょう。
真如苑では、仏教の開祖である釈尊がその生涯を閉じる頃に記された大般涅槃経を教えの中心としているそうです。
大般涅槃経には、小乗経典のものと大乗経典のものがあるそうです。こちらで採用されているのは大乗経典のものになるそうですが、大乗経典としての大般涅槃経には、北本と呼ばれる40巻で構成されるものと、南本と呼ばれる36巻で構成されるものがあるようです。しかし、どちらの経典かについては公表されていません。
大般涅槃経の中で、生きとし生ける全てのものには仏性があり、仏性があるものは皆成仏することが可能だと説かれているそうです。

◆まとめ

真如苑が目指しているものは何なのか確認してきましたが、いかがでしたか。毎日の生活の中でより良く暮らすことが出来るための気づきを発見して、自らをより良い方向に変えて行くことと言えそうですね。

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