地域に根差した活動

東京都立川市に本拠を構える宗教法人真如苑では、コミュニティーの一員として地域に根差した活動を行っているようです。
実際にどのような活動が行われているのか調べてみました。

◆国内外各地にある拠点

真如苑には、国内外に「精舎」と呼ばれる拠点が設けられているようです。
国内には北海道から沖縄まで、52カ所に拠点があり、それぞれの地域で本部と支部が設けられています。
海外では、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、ベルギー、オーストラリア、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、香港、アメリカ合衆国、ブラジルの13カ国に拠点が設置されています。
国内海外で仏教に根差した布教活動だけでなく、コミュニティーメンバーとしての活動も行われているようです。
信徒の数は国内約90万人、海外約10万人と公表されています。
そして、真如苑ではこうした国内外各地にある拠点を活かした災害時の救援サポート活動やボランティア活動を行うためのSeRVと名付けられたボランティア組織が1995年に結成され、以来25年間にわたって活動が続けられているそうです。

◆コミュニティー活動

まずは、真如苑が行っているコミュニティー活動について見てみることにしましょう。
毎年定期的に行っている活動としては、SeRV京都によって行われている「クリーン大文字」と題したクリーンアップ活動をあげることが出来るでしょう。
この活動は京都市まち美化推進課からも協賛を受けて行われ、京都の風物詩としてよく知られている「五山の送り火」が行われた翌早朝に嵐山中之島公園から渡月橋にかけて掃除を行う活動になります。
また、伝統行事の多い京都では、祇園祭の山鉾巡行が終わった後にも京都の街のクリーンアップに貢献しているようです。鴨川の河原の掃除などが行われたようです。
こうした活動は歴史と伝統が今に息づく京都ならではのコミュニティー活動とも言えそうです。

◆より身近な存在となるために

また、地域でより身近な存在となって仏教に親しんでもらうために、半蔵門ミュージアムを2018年にオープンしています。
このミュージアムでは、真如苑が所蔵している仏教関連の美術品の展示が行われており、無料で見学することが出来るそうです。
常設展示品と特設展示品の展示があり、映像を楽しむことができるシアターや、講座などが開催されるホールも併設されています。
常設展では、2世紀から3世紀頃に作成されたガンダーラ仏教を今に伝える美術品と大日如来坐像、不動明王坐像、両界曼荼羅などが展示されているそうです。
静かな時間を持ちたい方にはおススメの空間と言えるでしょう。

◆まとめ

真如苑が行なっているコミュニティー活動についてご紹介しましたが、いかがでしたか。地域の伝統行事を支えたり仏教に慣れ親しんでもらったりするための活動が行われているようです。

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